◆米大リーグ ブルワーズ4―0カブス(4日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)
カブス・今永昇太投手(31)が4日(日本時間5日)、敵地・ブルワーズ戦で左太もも裏を負傷し、6回途中で緊急降板した。中4日で先発して5回2/3を4安打2失点、4奪三振で2敗目(3勝)を喫し、5日(同6日)にシカゴで精密検査を受けることが決定。
全力でベースカバーに向かう途中、ガクンと減速した。両軍無得点の6回1死一、二塁。イエリチを一ゴロに封じ、「3―6―1」の併殺を狙って一塁へ走った時に異変が起きた。左手で左太もも裏を押さえながら顔をゆがめると、ベンチからトレーナーらが飛び出して降板となった。
左足を引きずるように自力で歩いてベンチ裏に下がった今永は、同箇所の負傷は初めてとし、「どこで何を注意すべきだったのか、あまりピンとくるところがない。これがどれだけひどい状態なのか、軽いのか、ちょっと分からない」と説明した。前回登板では両太もも前部のけいれんで緊急降板。2登板連続の緊急降板だが、「体の状態がすごくよくて、水分量とか、筋肉の状態もかなりいい状態」と前回の影響は否定した。
15勝を挙げた昨季からローテを守り、今季は開幕投手を務め、ここまで3勝。エースの働きを見せている。重度の肉離れとなれば前半戦中の復帰も厳しくなる。