◆JERAセ・リーグ 巨人1―10阪神(5日・東京ドーム)
阪神が巨人との直接対決第1ラウンドを制し、首位タイに浮上した。東京ドームでの開幕4連勝は04年以来21年ぶりだ。
打の主役は森下だった。1点ビハインドの4回2死から2戦連発となる左越え4号同点ソロを放つと、1点を勝ち越し、なお2死二塁では右前適時打。3点リードの7回2死満塁でも左前2点打、9回に左翼フェンス直撃二塁打の4安打と2年ぶり1試合4打点の大活躍だった。そして、4番・佐藤輝が9回に右中間へ、とどめの11号3ラン。打線は13安打で今季初の2ケタ10得点の大爆発となった。
藤川球児監督のタクトもさえた。3回1失点だった先発の富田と捕手・坂本を交代し、4回からビーズリーと女房役の梅野を起用。バッテリーごとスイッチして流れを変えた。2番手・ビーズリーも期待に応え、3回無安打無失点と快投した。
子どもの日は15年から引き分け挟んで9連勝。またこどもの日に開催された東京ドームのゲームでも、これで4戦4勝と無類の強さを誇り、関東の阪神ファン、子どもたちに笑顔を届けた。