◆米大リーグ マーリンズ―ドジャース(5日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 ドジャースのマイケル・コンフォート外野手(32)が、36打席ぶりの安打となる中前安打を放った。

 4月23日の敵地・カブス戦で3打席目に左前安打を放ってから33打席連続で安打がなく、前日4日(同5日)には代打を送られて途中交代となったコンフォート。

相手先発が右腕・アルカンタラだったこともあってこの試合も「8番・左翼」でスタメン入りすると、1打席目は二ゴロ、2打席目も左飛に倒れて直近35打席無安打の31打数無安打と長いトンネルに入り込み、打率は1割3分9厘となった。

 それでも5点をリードした6回2死一塁の3打席目に2番手右腕・フィリップスから中前安打。出場した試合では9試合ぶりとなる5月初安打に、一塁塁上では思わずホッとしたように笑顔を見せると、大谷がCMで見せた動きでおなじみの「デコルテポーズ」を見せた。

 今季ドジャースに1年1700万ドル(約25億円=契約当時のレート)で加入したコンフォート。メッツ時代の19年に33本塁打を放つなど通算169発の長打力も持ち味だが、ここまで2本塁打、6打点と苦しんでいる。

 ドジャースの外野は、中堅に調子を上げているパヘス、右翼に4番のT・ヘルナンデスが並んでいるが、左翼でレギュラーのコンフォートはなかなか調子が上がってこない。三塁手のマンシーも打率1割台と苦しんでいるが、コンフォートも不振が続いている。さらにT・ヘルナンデスがこの試合中に左太もも張りを訴えて途中交代。外野手の台所事情は苦しいだけに、久々の快音をきっかけに復調へつなげたいところだ。

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