◆米大リーグ カブス9―2ジャイアンツ(5日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
カブスの今永昇太投手(31)が5日(日本時間6日)、左太もも裏張りのため15日間の負傷者リスト(IL)入りした。メジャー2年目で初のIL入りとなった。
今永は4日(同5日)、敵地・ブルワーズ戦に先発。5回までは無失点の快投を見せていたが、6回1死一、二塁で「3―6―1」の併殺を狙って一塁にベースカバーに向かった際に左太もも裏を負傷。苦悶(くもん)の表情を見せてしばらく動けないほどの痛みを訴えて、そのまま緊急降板した。カウンセル監督は5日(同6日)に精密検査を受けることを明かしていた。
指揮官はこの日の試合後に、今永のMRI検査の結果、軽度の肉離れだったと公表。想定よりも軽症で長期離脱などの最悪の事態は避けられることになったようで「IL入りは2週間を超える。慎重に治療をして100%の状態に戻すことに努めて欲しい。だが、(想定より軽症で)いいニュースだ」と説明した。
今永は負傷して降板した後に「患部がどれくらい損傷しているかは分からないですけど、自分の中では初めての箇所なので、あした(精密検査で)チェックをしなければ、何が起こっているかちょっと分からない状況です」と説明。「体の状態がすごくよくて、今日の試合前の準備もものすごくよかったですし、水分量とか、筋肉の状態もかなりいい状態で太ももの裏をケガする前兆は全くなかったので、ケガをしたことが自分としてはすごくショックですね。今(試合後)自然に普通に歩けているので、自分としてはこれがどれだけひどい状態なのか、それとも軽いのか初めての箇所なのでちょっと分からないです」と話していた。
メジャー1年目だった昨季は、チームトップの15勝を挙げる活躍を見せ、29登板で15勝3敗、防御率2・91の成績をマークし、新人王投票で4位、サイ・ヤング賞投票で5位にも入った。