◆第18回スポーツ報知杯北海道大会第1日 ▽1回戦 苫小牧ボーイズ 6―2 札幌北広島ボーイズB(5日、北海道・札幌モエレ沼公園野球場ほか)

 苫小牧ボーイズが札幌北広島ボーイズBに6―2で逆転勝ちし、初戦突破を果たした。

 1点ビハインドで迎えた5回無死満塁。

苫小牧ボーイズの加賀谷大雅捕手(3年)の打球は右越えの大きな当たりとなった。走者は一掃。加賀谷はなおも爆走し、逆転の三塁打にしてみせた。

 4月にリニューアルされた札幌市の札幌モエレ沼公園野球場での試合をボーイズリーグとしてはこの日初めて開催した。両翼101・5メートル、中堅122メートルの国内最大級のマンモス球場。試合前にグラウンドに入った加賀谷は「足の速さは普通ですが、こんなに大きな球場だから、外野に抜けたら行けるんじゃないかなと思った」と振り返った。

 初回の第1打席は右飛、3回の2打席目は中犠飛、と気持ち良さそうにバットを振った。6回には左翼への痛烈な当たりでまたも爆走し、適時二塁打にした。

 4日連続で5試合目の試合で疲労感はあったものの、「前日に札幌北広島のAチームに負けたので、朝起きて『今日はやってやろう』と思っていた」と気力を奮い起こした。逆転劇も生んだ5打点の活躍に「ここは相性が良い球場みたいです」と笑顔を浮かべていた。

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