巨人の浅野翔吾外野手(20)が6日、3軍での経験を生かして1軍にはい上がることを誓った。この日はイースタン・DeNA戦が中止となり、G球場で2軍の全体練習に参加。

前日まで3軍で過ごした背番号51は「3軍でやってきたことを何も変えずに2軍でもやって、しっかり結果を出して1軍に行けるように」と力を込めた。

 吹っ切れた。2軍で打率0割台と低迷し、4月下旬に3軍降格。「結果にとらわれずやるしかない」と、足を上げて間をつくるシンプルなフォームにした。3軍が参加したJABA新潟大会では14打数9安打、打率6割4分3厘、1本塁打、7打点。「自分のスイングをしっかりして強い打球を打つことを意識していた。強い気持ちを持ってできた」と自信を深めた。

 この日のシート打撃では宮原と3打席対戦。安打性の打球を1本放ち、「自分のスイングはしっかりできているのでいい感じにいけた」と振り返った。11日間をともに過ごした駒田3軍監督は「気持ちよくやろうと(話した)。明るさが見えてきた」と目を細めた。悔しさを忘れず、早期の1軍昇格を目指す。

(臼井 恭香)

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