巨人の坂本勇人内野手(36)が7日に緊急昇格することが6日、分かった。約3週間ぶりの1軍復帰となる。

左肘筋損傷で長期離脱が決まった岡本に代わり救世主として期待される。

 坂本は今季、三塁で開幕スタメンも11試合出場で31打数4安打、打率1割2分9厘。打撃不振のため4月15日に登録抹消となった。「こんなところでゆっくりしてる場合じゃないという気持ちもあります。戻るには今のままじゃ戻れないと思うので。本当に探しながらやりたいなと思います」と2軍で試合に出ながら試行錯誤を続けてきた。

 阿部監督からは相手バッテリーに外角を攻められる傾向が強いことから、打席内でホームベースに近づいて立つよう助言も受け、4月30日のイースタン・ロッテ戦(ZOZO)では2安打。直近の出場4試合では計12打数4安打と、徐々に打撃の状態を上げていた。

 とはいえ、ここまで2軍戦で放った9安打は全て単打。オープン戦、1、2軍含め今季は長打が1本もない。完全復活に向けて着実に階段は上っているが、まだ模索段階の部分もある。

 そんな中で不動の4番で大黒柱の岡本に発生したアクシデント。

通算2419安打の実績、経験、三塁守備の安定感、チームの精神的支柱としての役割、あらゆる面で緊急事態に必要な存在として昇格が決まった。ベテランの巻き返しに期待がかかる。

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