◆陸上 木南記念 (11日、大阪・ヤンマースタジアム長居)

 男子走り幅跳びで、2021年東京五輪6位で昨夏のパリ五輪代表の橋岡優輝(富士通)は、追い風2・2メートルで参考記録ながら8メートル19で初優勝を果たした。

 風が強く吹いた1回目。

力強く踏み出すと距離を伸ばして8メートルを超えて着地した。その後は記録を伸ばせなかったが、1回目の記録で優勝を手にした。

 東京世界陸上の参加標準記録(8メートル27)には届かなかったが、4月の兵庫リレーカーニバルで8メートル10で制したのに続く2大会連続での優勝で徐々に調子を上げてきている。橋岡は「自分のやりたい跳躍というわけではなかったので、まあ風に飛ばされちゃったなっていう感じはあった。それでも3回目くらいからある程度自分の形にできたかな。次の試合につながるような助走はできたのでいい試合だったと思う」と手応えを話した。

 次はセイコー・ゴールデンGP陸上(5月18日、国立)に出場する。「しっかり1週間トレーニングできればなと思います」と先を見据えた。

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