5月11日の京都10R・橘S(芝1400メートル=11頭立て、3歳リステッド)は、7番人気のムイ(牝、栗東・笹田和秀厩舎、父ミッキーアイル)が制した。今村聖奈騎手はJRA、地方を合わせて101勝目を挙げ、減量がつく見習騎手を卒業した。
行きたがる面を抑えながら、インの後方寄りで追走。4角まで内をキープし、直線に入るとパワフルに追い出した。豪快な末脚で、逃げていたドゥアムール(藤岡佑介騎手)をゴール前で差し切り、鼻差で勝利した。
今村騎手は「前回はテンションが高かったですが、今回はゲート裏から雰囲気良くレースに挑めていました。今回これで覆してくれたらいいな、と思いながら乗っていました」と笑顔。「序盤はペースが流れなくて、ちょっとしんどい思いをしたと思うんですけど、我慢してくれました。なるべく馬の後ろで我慢する競馬を、この馬とともに練習してきた成果が少しは出てくれたのではないかと思います」と相棒をねぎらった。