プロボクシングの4大日本ユース王座戦が13日、東京・後楽園ホールでの大橋ジム主催興行「フェニックスバトル135」で開催される。12日は都内で前日計量が行われ、全選手がクリアした。
セミファイナルの日本ユース・ライトフライ級王座決定戦では、佐伯侑馬(22)=大橋=が瀬筒陸斗(20)=M・T=と対戦する。
佐伯は、昨年4月の日本ユース・ミニマム級王座決定戦で1―2の判定で敗れて以来、1年1か月ぶりの再起戦。「もう一度ユース王座に挑戦できることに感謝している。必ずタイトルを取りたい。前回取れなかった悔しい気持ちを前面に出して勝ちます」と意気込んだ。
ユース王座初挑戦の瀬筒は「体重も順調に落とせたし、コンディションはバッチリ。しっかり倒して勝ちたい」と力強く語った。
来年5月に東京ドームでの対戦が計画されている世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)とWBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)の所属ジム後輩同士の対決。
井上の世界戦を見て空手からボクシングに転向したという佐伯は、瀬筒の印象について「中谷選手のジムで、サウスポーの長身で似ているし、中谷選手を意識しているのかな」。これを受け、瀬筒は「距離感だったり、パンチの打ち方だったりは意識している」と話した。
メインの日本ユース・バンタム級タイトルタイトルマッチでは、王者・金城隼平(24)=RE:BOOT=が山口友士(23)=三迫=との2度目の防衛戦に臨む。
ほか、日本ユース・フライ級王座決定戦で佐野篤希(21)=伴流=と砂川朝都夢(23)=琉豊=が対戦。