◆プロボクシング▽IBF世界フェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 同級王者・アンジェロ・レオ(米国)―同級1位・亀田和毅(TMK)(24日・インテックス大阪)
プロボクシング亀田3兄弟の三男で、元世界2階級王者のIBF世界フェザー級1位・亀田和毅(ともき、33)=TMK=が13日、同級王者のアンジェロ・レオ(30)=米国=とのタイトルマッチへ向け、所属ジムで会見し、「ベストのコンディションでリングに上がって最高のパフォーマンスを見せたい」と意気込んだ。
元WBO世界バンタム級、元WBC世界スーパーバンタム級暫定王者の和毅は、昨年8月のIBF世界フェザー級挑戦者決定戦でレラト・ドラミニ(南アフリカ)に2―1で判定勝ち。
2019年7月に米・カリフォルニア州カーソンで行われたレイ・バルガス(メキシコ)とのWBC世界スーパーバンタム級王座統一戦で判定負けを喫して以来、5年10か月ぶりの世界戦。勝てば長男・興毅氏と並ぶ3階級制覇達成となる。今回の試合へ向けて作成したチームユニホームには背番号「3」と入れ、「3兄弟の3と、3階級の3。面白い試合になると思う。自信があるし、俺は何回も負けている。力みはない。
ともに取材に応じた長男で、「3150FIGHT」ファウンダーの興毅氏は、「フェザー級の世界タイトルマッチは日本で見る事はできない。アメリカとかヨーロッパとか骨格がでかい人が集まる。世界戦というものをボクシングファンに見ていただきたい」と弟のファイトに期待を寄せた。
王者・レオは、元WBO世界スーパーバンタム級王者で、昨年8月にIBF世界フェザー級王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)に10回KO勝ちし、2階級制覇を達成。14日に来日の予定が、既に、8日に来日していることが分かり、興毅氏は「なんで来てるん!?ってなった。気づいたら日本に来日していた」と目を丸くした。戦いはもう、始まっているようだ。通算戦績はレオが25勝(12KO)1敗、亀田和が42勝(23KO)4敗。