◆パ・リーグ 楽天2―5ロッテ(15日・東京ドーム)

 チームが苦境の中でも助っ人左腕の気持ちはいつも通りだった。連敗脱出へ、先発を託されたのはサモンズだった。

「そんなに自分にプレッシャーをかけなかった」。淡々と左腕を振ってストライクゾーンで勝負。6回途中まで2安打、無四球、無失点で救援陣に後を託した。「真っ直ぐのコントロールがよく、状況も見つつ内、外に投げられた」と83球を振り返った。

 好投にも吉井監督は「あれくらいは投げるピッチャーだと思います」と冷静に評価。左腕は「とにかくチームが5連敗していたのでそれを止められて、この1勝でチームが明日からどんどん勝っていって、いい形で次につなげられる。今日は自分自身、最高のピッチングはしたと思います」。チームの危機を救って、誇らしげだった。

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