◆米大リーグ ドジャース―アスレチックス(14日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が14日(日本時間15日)、本拠地・アスレチックス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、初回先頭の1打席目に、今季3本目の先頭打者本塁打となる13号ソロを放った。山本の登板中に本塁打を放つのは今季初めてだ。

 1打席目から本拠地を沸かせた。アスレチックスの先発は、今季デビューして3試合目の登板だった右腕のガナー・ホグランド投手(25)。2登板で11回3分の1を投げて3失点と安定した投球を見せていたが、2年連続本塁打王&MVPの実力を見せつけた。アスレチックス戦は20本目の本塁打で、対戦球団別ではレンジャーズの21本に次ぐ多さだ。

 カウント1―1からの3球目。91・2マイル(約146・8キロ)スライダーを捉えると、打球速度108・2マイル(約174・1キロ)、打球角度28度、飛距離403フィート(約123メートル)で右翼席に一直線だった。

 先頭弾は4月29日(同30日)の本拠地・マーリンズ戦以来今季3発目で、メジャー通算15発目。本塁打は9日(同10日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦以来4試合ぶりで、5月は12試合目ながら早くも6発目。5月の月間最多は23年の8発だが、この試合を含めて残り16試合あり、いとも簡単に上回るペースになっている。43試合目での13号は、レギュラーシーズン162試合に換算すると、49発ペース。3年連続本塁打王へ今季も順調に本塁打を積み重ねている。

 敵地10連戦を終え、1日の休養日を挟んで迎えた本拠地9連戦初戦だった前日13日(同14日)の本拠地・アスレチックス戦は、初回先頭の1打席目に四球を選んで10試合連続の出塁としたが、2打席目以降は3打席連続で凡退。

連続試合安打が「9」で止まり、10試合ぶりに無安打に終わった。チームも1―11で大敗し、最も目立ったのは9回に登板した内野手のロハスがつけた大谷のグラブ。チーム全体で元気もなく屈辱的な試合になり、佐々木朗希投手(23)の離脱も決まった中で、先発した山本由伸投手(26)を援護するように初回からアーチを描いた。

 ◆対戦球団別の本塁打数

 (1)21 レンジャーズ

 (2)20 アスレチックス

 (3)18 ホワイトソックス

 (4)17 マリナーズ

 (5)15 アストロズ

 (6)13 タイガース

 (7)11 ロッキーズ、ロイヤルズ、レイズ

 ※最少はフィリーズ戦の1本

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