カブスのM・バレステロス捕手(21)が、メジャーに初昇格することを13日(日本時間14日)、複数の現地メディアが報じた。代わりに9日(同10日)の敵地・メッツ戦を最後に脇腹を痛めて欠場していたI・ハップ外野手(30)が負傷者リスト(IL)入りする模様だ。

 鈴木誠也外野手(30)の起用法にも影響がありそうだ。今季のカブスは左翼からハップ、クローアームストロング、タッカーとメジャー屈指の守備力を持つ外野手3人が並んでいたことで、誠也は指名打者での起用がメインになっていた。開幕からの39試合で、スタメンで守備についたのは右翼で2試合だけ。かねて誠也は守備への意欲を示していた。

 ハップが離脱した10日(同11日)の敵地・メッツ戦からは3試合連続「3番・左翼」でフル出場。広島時代からの主戦場だった右翼ではなく、経験のあまりない左翼だが、前日12日(同13日)には本拠地・マーリンズ戦で10号を放った。今後もハップ復帰までは守備につく機会が増えそうだ。

 代わって昇格するバレステロスはマイナーで捕手と一塁を守った強打の有望株。MLB公式サイトの有望株ランキングではチーム内4位にランクインされた。今季マイナーの3Aでは34試合に出場して4本塁打、18打点で打率3割6分8厘と好調。チームは投手陣もスティール、今永らが故障して離脱している苦しい状況だが、若手にかかる期待も大きくなりそうだ。

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