◆米大リーグ エンゼルス3―7オリオールズ(11日、米カリフォルニア州アナハイム=エンゼルスタジアム)

 オリオールズが敵地でエンゼルスに逆転勝ちし、15勝24敗で借金を1ケタに戻した。

 5連敗で借金が今季ワーストの「10」となって迎えた9日(日本時間10日)からの敵地・エンゼルス3連戦。

初戦は先発した菅野智之投手(35)が8回途中1失点の好投で4勝目をつかみ、連敗を「5」で止めた。前日10日(同11日)は先発のギブソンが5回途中7安打5失点と試合を作れずに完敗。再び借金10となっていたが、3戦目は逆転勝ちでカード勝ち越しとなった。

 今後へ向けての明るい材料もあった。先発したエフリンは、開幕投手も務めたエースだが、背中を痛めて4月7日の敵地・ダイヤモンドバックス戦の登板を最後に負傷者リスト(IL)入りして離脱していたが、この日復帰。初回に2死走者なしから3連打を浴びて2点の先取点を献上したが、その後は抑えて、5回83球を投げて5安打2失点、5奪三振で3勝目を挙げた。

 ここまでは故障者が続出して地区最下位に沈むなど苦しい戦いが続いているオリオールズ。連敗を「5」で止めた9日の試合後に菅野は「このチームはこんなもんではないと思うので、いい流れになっていけばいいなと思います」と話していた通り、地力のあるチームとあって、エースの復活で上昇気流に乗りたいところだ。

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