MLBルーマーズが15日、元ツインズのリッチ・ロリンズ氏が死去したと伝えた。87歳だった。
ピッツバーグで生まれたロリンズ氏はケント州立大学から1960年にワシントン・セネターズと契約。チームは翌年ミネアポリスに移転しメジャーデビュー。1962年に三塁のレギュラーポジションを掴んだ。159試合に出場し、打率2割9分8厘、16本塁打、96打点を記録し、新人ながら、当時は2試合あったオールスター戦どちらも出場し安打を放った。
ア・リーグのMVP投票では8位にランクイン。翌年も16本塁打に自己最高のリーグ3位の3割7厘をマークするなどリーグを代表する三塁手の一人となった。
眼鏡をかけた三塁手として知られていたロリンズ氏は1965年にはツインズのリーグ優勝に貢献したが、その後は膝の故障などもあって成績が落ち1970年限りで引退。最後に在籍したインディアンスでスカウトとして過ごした。
メジャー通算1002試合以上出場し打率2割6分9厘、本塁打77本、打点399だった。
なお、1976年にNFLのジョージ・ブランダとプロゴルフのアーノルド・パーマーらとともに米ペンシルベニア州スポーツの殿堂入りを果たした。