陸上のセイコーゴールデングランプリ(18日、東京・国立競技場)前日会見が17日、同会場内で行われ、男子110メートル障害で昨年のパリ五輪5位入賞の村竹ラシッド(JAL)、男子400メートル障害で同五輪代表の豊田兼(トヨタ自動車)、男子走り幅跳びで3月の世界室内4位入賞の泉谷駿介(住友電工)、女子1500メートル日本記録保持者の田中希実(ニューバランス)が登壇。泉谷は「走り幅跳びの(東京)世界選手権の標準記録(8メートル27)を突破して、自己ベスト更新が目標です」と言葉に力を込めた。
泉谷は男子110メートル障害で23年ブダペスト世界陸上5位入賞、日本記録も持つ日本トップハードラー。今季は110メートル障害と走り幅跳びの“二刀流”を表明しており、シーズン前の取材では「(9月の東京)世界陸上は2種目に出場して、2種目でメダルをとることを目標にしています」と話している。今大会は「時間が詰まっていたので、けがをしないように」と走り幅跳びに絞ってエントリーした。
今季は3月の世界室内選手権(中国)で走り幅跳びに出場し、日本歴代6位となる8メートル21をマークして4位。110メートル障害は4月のダイヤモンドリーグ第1戦(中国)で今季初戦に臨み、13秒39だった。