◆米男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米プロ選手権 第3日(17日、米ノースカロライナ州クウェイルホロー・クラブ=7626ヤード、パー71)

 日本勢でただ一人予選を通過して17位から出た久常涼(SBSホールディングス)は3バーディー、4ボギーの72とスコアを落とし、通算2アンダーの23位で最終日を迎える。「すごくいい形で今日もプレーできていたけど、後半苦しい展開で、全然耐えることができなかった。

残念だけど、また明日頑張りたい」と気持ちを切り替えた。

 4番パー3でグリーン手前バンカーからの第2打をカップに放り込みバーディー。ムービングデーの波に乗った。7、8番と続けてスコアを伸ばして6アンダーとし、トップと1打差の2位に浮上すると、9番では3メートルを沈めてパーをセーブした。

 後半は厳しい展開を強いられた。11番は右ラフからの第2打がグリーン奥へこぼれ、アプローチは逆サイドにオーバーし、4オン1パットのボギー。13、16番で3パットを要し、17番パー3はグリーン手前から寄せきれずに、8ホールで4つ落とし失速した。

 「グリーンは後半すごく硬くなっていて、ジャッジがうまくいかないところもあった。実力不足です」と受け止め、最終日へ「自分の出せるものを全て出し切りたい」と気持ちを向けた。トップ10とは3打差。昨年18位だった大会で、ベストフィニッシュを目指す。

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