東京11R・ヴィクトリアマイル・G1・馬トク激走馬=アルジーヌ
前走の阪神牝馬Sは西村淳也騎手の負傷で急きょ幸騎手に乗り替わったが、1番枠を生かし、インの好位に収まると直線しっかり伸びて2着。勝ったサフィラを鼻差だけ捕らえきれなかったが、トップハンデタイの55・5キロを背負ったターコイズSで重賞初制覇を飾った充実ぶりを見せつけた一戦だった。
中団より前めで立ち回るレースセンスに優れたタイプ。デビュー以来、掲示板を外したことがなく、地力が強化されたことで、重賞でも通用の走りを身につけた。ロードカナロア×ディープインパクトの配合で、母のキャトルフィーユも5歳で重賞(クイーンS)を勝ち、エリザベス女王杯5着と本格化は遅めだった。娘も真価発揮はこれからだろう。名手レーン騎手を配し、引き当てた3番枠も絶好だけに、ここは好勝負を期待したい。