◆プロレスリング・ノア「STAR NAVIGATION 2025」(18日、後楽園ホール)観衆1562
プロレスリング・ノアは18日、後楽園ホールで「STAR NAVIGATION 2025」を開催した。
メインイベントでGHCヘビー級王者OZAWAが前王者の清宮海斗と5度目の防衛戦を行った。
TEAM2000XのOZAWAが清宮からベルトを奪った今年元日以来の一騎打ち。ゴングと同時に張り手を浴びせようと突進した清宮は、マウントパンチ、顔面蹴りで攻勢に出た。OZAWAは、清宮を場外へ転落させるとセコンドに付いたヨシタツ、オオワダサンの介入で形勢を逆転した。ネックロックで絞め上げたが清宮は脱出した。
再び場外戦でドロップキック、鉄柵を超えたトペコンヒーローで倒すとマウントパンチでグロッギーに追い込んだ。さらに南側の客席へ雪崩れ込んだ両者は、通路で挑戦者がブレーンバスターを王者へたたき込むと満員のホールがどよめきに包まれた。
リングインするとミサイルキックをOZAWAに突き刺したが王者も顔面をマットにたたき付け、コーナーにもたれかかる清宮へ鮮烈のドロップキックを食い込ませ、ミサイルキックで追い込んだ。エルボーで逆襲する清宮へOZAWAもニールキックで応戦。両者が倒れる激闘となった。
15分が経過するとジャンピングニーアタック、シャイニングウィザードで清宮が勝負に出た。シャイニングランサーを決めたがOZAWAがレフェリーの手を取りカウントを阻止。清宮は、シャイニングウィザードがレフェリーを誤爆しOZAWAが急所攻撃で逆転すると、LOVEポーズで掟破りのシャイニングを敢行した。
レフェリー不在のリング。何とか立ち上がった挑戦者は張り手、シャイニング、後頭部へのシャイニングで王者を追い込んだ。乱入したオオワダさん、ヨシタツにもシャイニングを浴びせ、ヨシタツのあめを奪いなめるとOZAWAに加えさせた。
トップロープへ上り、トドメを刺そうとしたが王者が食い止め逆にトップロープから投げ捨てた。レフェリーが戻るとOZAWAがトップロープからのエルボーで大逆転。最後はReal Rebelで圧殺し王者が激闘を制し防衛に成功した。
マイクを持った「清宮まだまだ早いよ。清宮程度のヤツが俺に勝てるわけないよ」と断じると清宮を「本日からパシリとしてTEAM2000Xの新メンバーになります」と勝手に発表した。
そして、この日、TEAM2000Xを離脱した遠藤哲哉がリングイン。「次の挑戦者、遠藤哲哉だ」と表明した。OZAWAは「エンテツどうしちゃったんだ!双子だったじゃん」と「遠藤哲哉を絶対に更正させてやる」と叫ぶと、遠藤を離脱させた「ロートル杉浦貴出て来い!」と呼び込んだ。杉浦がリングインするとOZAWAは「決めました。
遠藤と杉浦が去ったリングで客席を埋めた1562人の観衆に感謝を伝え「しかし!一抹の不安があるのです。もし私がチャンピオンでなくなった時、また、お客様が来なくなってしまうのでは。また、清宮政権のような泥船に戻ってしまうのか怖くてたまりません。私が革命を起こしてこのような光景をもたらしました。つきましては、私がチャンピオンで居続けることがノアを守ること他ならないのです」と演説すると「上の権力持っている偉い奴ら、よく聞けよ!俺を全力で推しなさい!」と通告。ホールが「大OZAWAコール」で包まれ「会社、サイバーファイトを挙げて俺を全力で推しなさい!俺がプロレスリング・ノアの光だ!」と絶叫し締めくくった。