◆女子プロゴルフツアー SkyRKBレディス 最終日(18日、福岡・福岡雷山GC=6489ヤード、パー72)  

 首位から出た神谷そら(郵船ロジスティクス)が最終18番パー5でイーグルを奪う大逆転で2年ぶりの優勝を飾った。1イーグル、6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67をマークし、通算14アンダーで通算3勝目。

金沢志奈(クレスコ)と小祝さくら(ニトリ)が1打差の2位だった。

 9番のダブルボギー、11番のボギーで優勝争いから脱落も、15番から3連続バーディーを奪い猛追。18番パー5で2オンに成功し、入れれば優勝が決まるで5メートル近いイーグルパットをねじ込んだ。終盤4ホールで5つスコアを伸ばす驚異のチャージを見せた。

 ホールアウト後に青木瀬令奈ら親しいプロ仲間の祝福を受けると、涙があふれた。表彰式では「昨年はケガをしてなかなか結果が出せず苦しい1年だった。今年も調子がいいにもかかわらずなかなか優勝を勝ち取れなくて苦しい時期が続いていた。お世話になっている先輩方が優勝している姿を見ていて、すごく私も頑張ろうという気持ちになった。結果を残すことができてうれしい。4勝目、5勝目を目指して頑張っていきます」とスピーチした。

 昨季は左足首とひざの負傷で練習もままならず、7月まで約20戦は「テーピングをぐるぐる巻いてた」。終盤戦は予選落ちや棄権も続いたが、今季は前戦までにトップ10入りが4度と復調。

自分を信じ抜き、最後の最後にもぎ取った劇的な1勝だった。

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