直木賞作家・今村翔吾氏総合演出の「日本ドラフト文学賞」に応募８２０作！「４００を目標としていました」とうれしい悲鳴
サイン会を行った今村翔吾氏(左)と北村さゆりさん 画像（1枚）

　直木賞作家の今村翔吾氏（４０）が１７日、東京・八重洲ブックセンターでサイン会を開いた。

　朝日新聞連載小説「人よ、花よ、」の挿画を担当する画家・北村さゆりさんの全挿画集刊行記念イベント。

会場には約１００人のファンが集まり、２人は丁寧に声を掛けながらサインペンを走らせていた。

　北村さんが「サイン会は初めての経験でしたが、今村さんの熱気・アドレナリンを受けて完走できました。貴重な経験です」と言えば、今村氏も「ファンの方からパワーを頂きました」と笑った。

　また、今村氏が昨年から総合プロデュースを務め「日本で初めて選考委員を置かず、複数の出版社によるドラフト制度によりプロ作家の輩出を目指す文学賞」と言い切る「日本ドラフト文学賞」（名誉顧問・北方謙三）の応募が８２０作品にのぼったことがこの日、分かった。

　前身の「九州さが大衆文学賞」の最終回応募が３２４作だったことから、今村さんは「１回目ですし、４００を目標としていました。結果、目標の倍を上回ることに。驚いてはいますが、ニーズがあったことを実感しています」とうれしい悲鳴を上げた。

　運命のドラフト会議は１０月５日。今村氏は「ハラハラドキドキ…。この前まで自分が応募し結果を待っていた側だったので、丁寧に応対させて頂きます。自分としても、楽しみです」と目を細めていた。

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