◆陸上 セイコーゴールデングランプリ(18日、東京・国立競技場)
男子110メートル障害は昨年のパリ五輪で5位入賞の村竹ラシッド(JAL)が13秒16(向かい風1・1メートル)をマークして優勝を飾った。ただ、今大会で狙っていたのは自身の持つ日本記録も超える12秒台。
村竹は今シーズン、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第1戦(4月26日、中国)でシーズンイン。いきなり13秒14の好タイムをマークして9月の東京世界陸上の参加標準記録(13秒27)を突破。日本陸連の選考基準を満たし、いち早く代表に内定した。DL第2戦(3日、中国)では13秒10をマークしていた。
今後はアジア選手権(27~31日、韓国)にも出場予定。「ここで12秒台を出すつもりでいたので、ちょっといったん落ち着いて。しっかり今のレースを分析し直してアジア選手権は優勝は絶対に目標にして、技術的なところもちゃんと達成できるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。