◆ラグビー リーグワンプレーオフ(PO)準々決勝 東京ベイ 20―15 東京SG(18日、花園ラグビー場)

 レギュラーシーズン(RS)3位の東京ベイは、同6位の東京SGに20―15で勝って準決勝に進出。2季ぶりの優勝を目指すチームは次戦、RS2位の埼玉に挑む。

 先制は東京ベイ。前半6分、SOフォーリーが左中間約30メートルのPGを決めて3―0。東京SGは同20分、敵陣左サイド深くのラインアウトモールを押し込んだかに見えたが、反則があってトライが取り消しに。東京ベイは相手トライライン付近での時間が続くが、東京SGも粘りの守りで得点を許さず。前半は両チームノートライ、東京ベイの3―0で折り返した。

 後半は5分、東京SGのFB松島幸太朗が右サイドへキック、WTBコルビが快足を飛ばして捕球し、この日初トライを挙げる。東京ベイも同8分、敵陣22メートル内のスクラムから右へ展開、WTB根塚洸雅が相手の守りをはじきながらトライを挙げ、10―5。再逆転された東京SGは、同14分に敵陣右サイド深くのラインアウトからサインプレーで、フランカーのケインがトライ。キックも決まり12―10。得点が動く。

 2点ビハインドの東京ベイは後半24分、敵トライエリア前での再スタートから得意のFWで前進。ロックのボタがねじ込んで17―12。

同32分には、途中出場のCTB広瀬雄也が中央付近から貴重なPGを沈めて20―12に。東京SGも同37分にWTBコルビのPGで5点差、1トライ圏内とするが、最後は及ばず。東京ベイが20―15で勝利した。

 17日の静岡―神戸戦では、神戸が勝って準決勝進出。これで4強が出そろった。24日に昨季王者でRS1位のBL東京が神戸を迎え撃ち、RS2位の埼玉が25日、東京ベイ戦に臨む。両試合は、東京・秩父宮ラグビー場で行われる。

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