俳優の役所広司が18日、東京・丸の内TOEIで映画「孤狼の血」(白石和彌監督、2018年公開)の舞台あいさつに登壇した。

 1988年(昭和63年)の広島・呉を舞台に暴力団の抗争と、それを取り締まる刑事の奮闘を描いた物語。

東映の名作映画「仁義なき戦い」のテイストを継承する、やくざ映画に役所は「オファーを受けて躊躇(ちゅうちょ)はなかったですね。東映お家芸のアウトローの映画に出たかったと思っていたので。監督から『元気のある日本映画を撮りたい』と言われて、ぜひ出たいと思いました」と当時の心境を明かした。

 21年に続編の「孤狼の血 LEVEL2」が公開され、第3弾の製作も決定している。役所が演じた刑事の大上は第1作で亡くなっているが、白石監督は「東映の映画では、一度死んだ人が別の役で出ることがありますから、野望を持っています」と役所にラブコール。役所も「びっくりですね」とまんざらでもない様子だった。

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