◆陸上 セイコーゴールデングランプリ(18日、東京・国立競技場)
女子1500メートルは、日本記録保持者の田中希実(ニューバランス)が4分6秒08で日本勢トップの2位に入った。約1時間40分前には3000メートルのペースメーカーを務める異例のスケジュールで挑んだ。
レース間には体幹トレーニングなども取り入れたという。「私の場合、(レースを)1本入れることによって整うことが多くて。張り感もそうですし、可動域だったり。あと筋肉へ指令がいくというか。逆にいい感じにバランスがすごく整った感じです。より良いトレーニングを積むためのヒントになったと思います」とメリットを口にした。
また「今回は体のケアと体幹トレーニングのトレーナーさんがいて、『ペースメーカーをすることで、逆により良くなっている。こんなに体が整っているんだったら、逆に心で制限をかけてしまう方がダメなので、もう頭を空っぽにしていきなさい』と2人とも同じことを言ってくださいました。だからこそ自分も無心になって、中学生の頃のように走ろうという気持ちでスタートラインに立てたと思います」とメンタル面での利点も語っていた。