第86回オークス・G1は5月25日、東京競馬場の芝2400メートルで行われる。

 エンブロイダリー(牝3歳、美浦・森一誠厩舎、父アドマイヤマーズ)はジョアン・モレイラ騎手=ブラジル=の見事な手綱さばきもあり、桜花賞・G1を制覇した。

その後はオークスを目標に調整が進められ、美浦・Wコースで1週前追い切りでも上々の動きを披露。牝馬2冠に向け、ここまでは順調に進んでいる。

 桜花賞2着からの巻き返しを図るアルマヴェローチェ(牝3歳、栗東・上村洋行厩舎、父ハービンジャー)も1週前追い切を予定通り消化した。血統的に距離が延びていいタイプで、逆転へ虎視たんたん。

 ブラウンラチェット(牝3歳、美浦・手塚貴久厩舎、父キズナ)はG1で16着、9着と結果を出せていないが、2走前の阪神JF・G1は挟まれてリズムを崩し、前走の桜花賞も大外枠から出遅れて流れに乗れなかった。今回は鞍上にダミアン・レーン騎手=オーストラリア=を迎え、重賞勝ちのある東京で反撃に出る。

 トライアルのフローラS・G2を制したカムニャック(牝3歳、栗東・友道康夫厩舎、父ブラックタイド)は桜花賞組にどこまで迫れるか。

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