NHKは19日、放送中の連続テレビ小説「あんぱん」(月~土曜・午前8時)の追加キャストを発表。声優で俳優の津田健次郎、鳴海唯、倉悠貴が出演することになった。
3人はヒロイン朝田のぶ(今田美桜)と柳井嵩(北村匠海)が戦後、入社する「高知新報」で出会う人たち。津田は編集局主任・東海林明を演じ、戦後の闇市でのぶと出会い、高知新報の採用試験を受けることを薦める、という役どころ。
2020年前期放送「エール」以来の朝ドラ出演となる津田は「愛と勇気が満ちるこの作品に参加出来ることをとても嬉(うれ)しく思います。脚本から飛び出してくる豊かな言葉に感動し、丁寧な演出をして下さる監督陣に導かれ、温かいスタッフの皆様の元気に支えられながら、素敵なキャストの皆様と共に『あんぱん』の時間を生きています」とコメント。「撮影はハードなのですが、笑顔あふれる最高の現場で楽しく過ごしています。願わくば、多くの皆様にこの物語が届きますように。先の見えない混迷の今を生きる皆様の心に響きますように」と呼びかけた。
鳴海演じる小田琴子は高知新報にのぶと共に戦後初の女性記者として入社。ふだんはおしとやかだが、酒が入るとじょう舌になる、というキャラクター。オーディションシートの自由欄に「私はアンパンマンのような人になりたいです」と書いたといい「そう書いた日から作品とのご縁が始まっていたように思います」と感謝。「終戦を迎えた高知新報の自由と活気にあふれる日々をお届けできるよう精一杯頑張ります!」と意気込んだ。
倉は高知新報の編集局記者で、後に地方紙としては異例の総合雑誌「月刊くじら」の立ち上げメンバーの一員になる岩清水信司を演じる。