◆卓球 ◇世界選手権個人戦 第2日(18日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)
【ドーハ(カタール)18日=宮下京香】混合ダブルス1回戦で、31歳の吉村真晴(SCOグループ)、21歳の大藤(おおどう)沙月(ミキハウス)の“10歳差”ペアがI・クエク、ゼン・ジャン組(シンガポール)を3―0のストレートで退け、2回戦に進んだ。吉村は「大藤さんがサービスで攻めてくれて、かなりラクでしたね」と信頼を語ると、大藤も「サービスもたくさん効いて、すごく流れのいい試合ができたと思います」と胸を張った。
吉村は17年大会で石川佳純さんと組んで同種目の金メダルを獲得。大藤は組む際に当時の映像を見て、イメージを膨らませていたという。「(自身の)右と(石川さんの)左で今の自分たちのプレースタイルとは違うけど、組んでいく中でマハルさんの対応能力はすごく高いなと感じます」と信頼を寄せ、吉村も「大藤さんはポテンシャルを感じるので、うまくアシストできたらいいな」と語った。
2人は10歳の差はあるが、吉村が普段から練習の中でアドバイスをしたり、ギャグを言って大藤の笑いを誘うなど、距離を縮めている。次戦は16歳の郭冠宏、40歳の黃怡樺(台湾)の24歳差ペアとの対戦。自分たちよりさらに年齢差のある相手に対し、吉村は「これから動画を見て対策したい。僕らよりジェネレーションギャップあるでしょう? それだけじゃないけど、いけます」と意気込むと大藤も笑顔でうなずいた。