◆卓球 ◇世界選手権個人戦 第2日(18日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)
【ドーハ(カタール)18日=宮下京香】戸上隼輔(井村屋グループ)は昼過ぎに第二会場のカタール大学の体育館で男子ダブルスを3―0で勝利。ルサイル・アリーナにバスで移動し、午後5時過ぎから男子シングルスでも4―0で快勝し、ともに2回戦に進んだ。
同じパリ五輪代表の篠塚大登(愛知工大)と組む男子ダブルスでは、ポーランドのペアに約27分で快勝した。「落ち着いてコミュニケーションを取れたし、篠塚選手も(男子シングルスで)中国選手に勝って自信を持って挑めていると感じたので、心強かったし、3―0で勝てて良かったと思います」。夕方のシングルスでは38歳のベテラン、マルコス・マドリッド(メキシコ)を4ゲームで計11失点と力の差を見せつけた。今年から指導を受ける上田仁コーチと強化してきたレシーブで手応えを手にし「上田コーチとの初陣を飾れて良かった」と喜んだ。
シングルスは2回戦で16歳の新鋭・郭冠宏(台湾)と対戦し、ともに勝ち上がれば、3回戦では張本智和(トヨタ自動車)との日本人対決だ。注目カードが続くが、「(2回戦は)WTTでも上位の選手に勝っている選手なので、自分自身も対戦が楽しみ。挑戦者の気持ちで頑張りたい。張本選手も今日(シングルスで)4―1で勝ってさすがだなと思った。まずはそこまで勝ち上がれるように頑張ります」と気を引き締めた。