嵐の二宮和也主演映画「8番出口」(川村元気監督、8月29日公開)がフランスで開催中の第78回カンヌ国際映画祭の「ミッドナイト・スクリーニング」部門に正式招待され、19日深夜(現地時間)の公式上映前に二宮と小松菜奈がカンヌをまわった。
既に映画祭一色の街を訪れた二宮は、初めて降り立ったカンヌについて「今回のような機会がないとなかなか来られない場所なので楽しみたいと思いますし、初めて完成した映画を観てもらう場に立ち会えるのは作った人間として嬉しいです」と喜んだ。
小松は「街を散歩していたら、カンヌ国際映画祭のポスターが街中に貼ってあり、盛り上がっているのを感じました。レッドカーペットのある会場まで行ってみたのですが、まだまだここを歩く実感が湧かなくて…昨日はなかなか寝付けなかったです」と、コメントした。
まずは、旧市街として知られる歴史的な地区、ル・シュケへ。石畳の坂道や階段を上っていくと、丘の上には教会や中世の城があり、カンヌの街全体が見渡せる写真映えスポットとしても有名。「味のある建物がたくさんあり、おしゃれな雰囲気。“カンヌに来た”って実感します」(二宮)、「街の色合いが淡くて素敵ですよね」(小松)と、ならではの街並みを楽しみながら歩みを進める二人。
途中、作中に登場する“歩く男(河内大和)”のアクリルスタンドを持ち、記念撮影する場面も。
カンヌが一望できる広場まで到着すると、美しい景色を前に、思わず「お~!」と、感動の声。「あそこが今夜行く会場だね」と、映画祭のメイン劇場を指さしながら話すなど、思う存分、カンヌの景色を堪能した。
次に訪れたのは、クロワゼット通りから美しい湾を見渡せるエリア。海沿いを歩きながら、「8番出口」が日本での公開を前に、訪れたフランスはもちろん、既に20以上の国と地域で公開が決定しているという、異例な海外セールスの盛り上がりをみせている点について、二宮は「嬉しい以上に驚き。公開前でどのような映画かわからない状態にも関わらず興味をもってもらえるのはすごいこと。
街巡りを終えて、映画祭会場の近くにやってきた二人。最後に、公式上映への意気込みを聞くと、二宮は「『ミッドナイト・スクリーニング部門』は他の部門に比べてお祭り感が強いので、変にかしこまらず、観客のみなさんと盛り上がりたいですし、それができるポテンシャルをもつ作品だと思うので、その雰囲気が伝わればいいなと思います」と期待した。