◆プロボクシング IBF世界フェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 同級王者・アンジェロ・レオ(米国)―同級1位・亀田和毅(TMK)(24日・インテックス大阪)

 元世界2階級制覇王者でIBF世界フェザー級1位の亀田和毅(ともき、33)=TMK=が23日、同級王者のアンジェロ・レオ(31)=米国=とのタイトルマッチへ向け、大阪市内のホテルで前日計量を行い、ともに100グラムアンダーの57・0キロでクリアした。

 ボクシングの米専門誌「ザ・リング」は先日、レオが世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=について「試合をしたい。

ずっと望んでいた」と語ったことを報じ、「亀田和毅と井上尚弥に注目しながら最高レベルのマルチタスクをこなしている」と伝えた。

 この日の計量後の会見では「日本で試合を受けた理由は井上へのアピールでもあるのか?」との質問に対し、レオは「もちろん井上選手との試合も将来の予定に入れている。日本で戦う理由のひとつだ。ただ、いまは1位の和毅との戦いに集中している。自分にとって貴重な経験になると思う」と答えた。

 井上は米ラスベガスでWBA同級1位ラモン・カルデナス(29)=米国=を8回TKOで下したタイトルマッチの前日の5月3日(日本時間4日)、「最終目標として1つ上のフェザー級はチャレンジしていきたい」と発言した。これを受け、レオは4日(同5日)、井上との対戦について「そうなったらすごくうれしい。ファイトスタイルも似ているので、いいファイトになってファンも喜ぶと思う」と話していた。

 戦績はレオが26戦25勝(12KO)1敗。亀田和が42勝(23KO)4敗。

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