◆大相撲夏場所13日目(23日、東京・両国国技館)
大関・大の里(二所ノ関)が2場所連続4度目の優勝を果たした。横綱審議委員会(横審)の推薦内規には「2場所連続優勝か、それに準ずる好成績」とある。
横綱昇進が正式に決まるには千秋楽(25日)後に番付を編成する日本相撲協会の審判部が、八角理事長(元横綱・北勝海)へ昇進についての臨時理事会の招集を要請することが必要。それを受け、理事長が横審への昇進諮問を決定する。千秋楽翌日の26日に開かれる横審に理事長が昇進を諮問し、出席委員の3分の2以上が賛成すれば推薦が決まる。
横審で推挙されれば28日の番付編成会議及び臨時理事会で昇進が正式に承認され、伝達式が開かれる。通例では昇進後の数日中に明治神宮で奉納土俵入りが行われる。