◆第86回オークス・G1(5月25日、東京競馬場・芝2400メートル)

 いよいよオークスです! 桜花賞で本命に指名したエンブロイダリーの2冠に期待したいと思います。

 その前走は改めて能力の高さを示しました。

1週前追い切りでは美浦・Wコースの併せ馬からラスト1ハロン11秒2の鋭い末脚で先着し、好調キープ。最終追い切りはルメール騎手が駆けつけ、坂路で3頭併せの真ん中からパワフルなフットワークで52秒2―12秒1の好タイムを馬なりでマークしました。鞍上も完璧と評し、未知の距離を地力でこなすとみます。操縦性に優れ、跳びが大きく雄大な馬体は走り慣れた東京コースで再び鋭い末脚を発揮するでしょう。

 対抗には桜花賞2着のアルマヴェローチェを。もともと陣営は長距離適性を示唆していて、スタミナ、折り合い面に加え、ハービンジャー産駒の成長力が魅力です。在厩で調整され、最終追いとしては初めての坂路で余力もありました。万全の態勢です。

 ▲はフラワーC2着馬のパラディレーヌに。1週前には猛時計を馬なりでマーク。末脚と中距離の安定感から別路線組のこの馬に注目します。(フリーアナウンサー)

 【田中歩アナの印】

◎(9)エンブロイダリー

○(1)アルマヴェローチェ

▲(3)パラディレーヌ

★(5)リンクスティップ

△(7)レーゼドラマ

△(15)カムニャック

△(12)ブラウンラチェット

 ◆田中 歩(たなか・あゆみ)茨城県出身。

客室乗務員を経てフリーアナウンサー転身。現在、グリーンチャンネル「海外競馬中継」など各メディアで活躍中。美浦の田中剛調教師は実父。

編集部おすすめ