◆卓球 ◇世界選手権個人戦 第7日(23日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)
【ドーハ(カタール)23日=宮下京香】日本勢の4人が臨んだ女子シングルス準々決勝で、世界ランク日本勢最高6位で16歳の張本美和(木下グループ)は、同2位の王曼昱(中国)に0―4で完敗し、メダル獲得に届かなかった。「改めて強さを感じた。
昨夏のパリ五輪を含め過去の対戦で5連敗。今年4月のW杯ではフルゲームまで追い詰めたが、惜敗。今回はその反省を踏まえて臨んだ舞台だった。しかし第1ゲーム(G)序盤、相手は劣勢になるとすぐにサーブの回転を変え、張本に襲いかかった。張本の3―1から7連続。一気に流れは王にいった。第2G以降も戦術で先手を打った相手に張本はペースを握られる形で進行し、張本の得意とするバックのラリーでも相手に上回られた。第3Gの劣勢になった場面で、張本はたまらずタイムアウトを要求したが、打開策は見つからず、悔しい完敗となった。
敗戦から一夜明けて24日には、木原美悠と組む女子ダブルスの準決勝が控える。