◆大相撲夏場所14日目(24日、東京・両国国技館)

 2場所連続優勝を決めた大関・大の里(二所ノ関)は、関脇・大栄翔(追手風)を押し出し、土つかずの14連勝。大の里は強い当たりから左に引き、相手が体勢を崩したところをそのまま押し切った。

千秋楽に初の全勝優勝をかけることになった。全勝Vは21年九州場所の照ノ富士以来となる。千秋楽は横綱・豊昇龍(立浪)との対戦が有力。豊昇龍は横綱昇進から2場所続けてV逸で、何としても全勝阻止で向かってくるに違いない。

 大の里は、圧倒的な強さで今場所を突っ走り、先場所に続き、2場所連続の賜杯で、横綱昇進を確実にしている。所要13場所での最速昇進に全勝で花を添えたい。

 

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