5月24日の京都9R・メルボルンT・3歳1勝クラス(芝1600メートル=13頭立て)は、3番人気のグラフィティアート(牡3歳、栗東・石橋守厩舎、父サンダースノー)が大外一気で勝利した。勝ち時計は1分34秒9(稍重)。
大きく出遅れて、最後方でじっくり脚をためた。徐々に位置を上げ、外を回って直線へ。ダイナミックな動きで脚を伸ばし、馬群をのみ込んでいった。抜け出していたグローリーリンク(3着、川田将雅騎手)をゴール前でとらえ、2着ゼンダンハヤブサ(団野大成騎手)の追い上げは首差でしのいだ。
浜中俊騎手は「スタートからゆっくりで、直線で末脚を、というイメージでした。頭が高い走りなので、雨が降った馬場も苦にしないですね。そのぶん、いい脚が使えました。ポテンシャルが高い馬なので、勝てて良かったです」と評価。石橋調教師は「外しか伸びないからね。乗り役の好判断。伸びしろはあると思う」とさらなる成長に期待を込めた。