B2富山グラウジーズは24日、ありそドームでB2優勝セレモニーとブースター感謝祭を開催し、全選手、スタッフと約1200人のファンが楽しんだ。今季はB2プレーオフで優勝し、B1昇格も達成。

チームを指揮したダビー・ゴメスHC(36)の手腕をチームでは高く評価し、続投オファーを出している。昨季は滋賀を率いて、B1昇格とB2優勝を果たしており、2年連続の快挙となる。去就はまだ決まっていないが、感謝祭での会見でゴメスHCは「メンバーが違う中、連続で優勝できて、自分が優秀なコーチだと証明できた。日本ではそれほど評価されていないかもしれないが、富山は評価してくれて感謝しています」と胸を張った。

 選手の指導、指揮には大きな自信を持ち、試合中は熱いパフォーマンスと熱量でチームを鼓舞した。練習では選手たちに厳しく指導することもしばしば。試合後の会見でも、思ったことを隠さずに指摘してきた。試合ではテクニカルファウルを受け、出場停止処分を受けることもあったが、常に全力で試合に臨んできた。「試合の間はアドレナリンが出ているので、しっかりとした睡眠を取るのは難しい。試合の翌々日にやっと寝ることが出来ます」と話す。

 プレーオフ終了後は、選手たちに感謝の言葉を伝えた。ゴメスHCは「今季は全員がしっかりと戦ってくれた。

自分は常に自信を持っているが、選手たちも自信を持って欲しい。どのスポーツでも、そのアプローチは大切」と力を込めた。オフは母国のスペインに戻り、来シーズンに向けてリフレッシュする。(中田 康博)

 〇・・・ブースター感謝祭では、玉入れや借り物競走、綱引きなどを行い、選手とファンが一緒に楽しんだ。B1昇格に大きく貢献したPG宇都直輝(33)は、今オフについて「家族と別に住んでいるので、父親として息子と一緒に過ごしたい。シーズン終盤のけがもあるので、ゆっくり休んで、6月に入ってから動き始めたい」と来季を見据える。

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