◆大相撲夏場所14日目(24日、東京・両国国技館)

 小結・若隆景(荒汐)は、西前頭3枚目・平戸海(境川)を押し出し、11勝目とした。鋭い立ち合いから、右から投げ、相手の体勢を崩して勝利。

大関昇進の目安は、三役で直近3場所33勝。今場所、小結に返り咲いた若隆景にとっては、白星をひとつでも多く積み重ねることが、大関につながっていく。

 22年春場所で初優勝し、大関の有力候補と見られていたが、23年春場所の右膝の大けがで幕下まで陥落。しかし、今場所はこれで11勝。「集中して最後まで取りたい」と多くは語らない若隆景だが、千秋楽も勝って勢いをつけたい。

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