◆プロボクシング▽IBF世界フェザー級(57・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 アンジェロ・レオ(判定2―0)亀田和毅(24日・インテックス大阪)

 IBF世界フェザー級タイトルマッチが行われ、同級1位の亀田和毅(TMK)は、王者アンジェロ・レオに0-2の判定で敗れ、3階級制覇はならなかった。採点はジャッジ2人が115-113、116-112で王者を、1人は114-114だった。

 試合前には「6年かけてようやくたどりついた世界戦。こんなチャンスは二度とないし、自分の中では『次、負けたら終わり』というのがある」と語っていた和毅。「亀田家 最終章」と銘打った地元のリングで結果は残せなかった。家族が見守るなか、リングをあとにした。

 試合は取材に応じた。以下は主な一問一答。

 ―試合を終えて。

 「前半はちょっと見すぎた。(レオが)パワー、パンチ力あるんかなって頭に入れすぎた。(必要以上に)冷静にいこうと思ったのが、今回の結果につながった。挑戦者なので一歩足りなかったかな。向こうもチャンピオン。

作戦あったけど、できなかったのはレオの強さ」

 ―敗因は。

 「(レオは)体のパワー、パンチはなかった。全然いけるなって。序盤から気づけていたら…。それも後のまつり。中途半端な距離だった。12ラウンドあるからまだいけるかなって。もったいなかった。親父が『いけるやろ。中途半端あかんよ』って」

 ―判定について。

 「俺はいつもそう。3人のジャッジとレフェリーいて、俺が勝ってたと言って何になるん。

そういうの嫌い。勝ってても負けって試合いっぱいある。出し切ったので。負けは負け。世界で、フェザーで一番強い選手に一歩のところまでいけた。自信になる」

 ―今後は。

 「内容はそんなに悪くない。ボコって倒されて終わりではない。(下馬評で)弱い弱いと言われた中で、接戦までいってる。チームと話して考えていきたい」

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