世界ボクシング機構(WBO)が24日(日本時間25日)、最新(5月度)の世界ランキングを発表。スーパーバンタム級(55・3キロ以下)では、4日(日本時間5日)に米ラスベガスのT―モバイル・アリーナで4団体統一王者・井上尚弥(32)=大橋=に8回TKO負けしたラモン・カルデナス(29)=米国=が、前回(4月度)の10位から8位に上がった。

 カルデナスは敗れたものの、2回に左フックで井上から先制のダウンを奪ったことが評価されたとみられる。KO負けした選手がランクアップするのは異例。奇しくも、カルデナスの前に井上との対戦が内定しながら、その後辞退したと報じられたアラン・ピカソ(24)=メキシコ=が、カルデナスと入れ替わる形で8位から10位にダウンした。

 一方で、左目上裂傷で井上との対戦を延期した上でキャンセルしたサム・グッドマン(26)=オーストラリア=は、2月度のランキングで1位から2位に後退していたが、今月14日にセサール・バカ・エスピノーザ(メキシコ)に判定勝ちして2位から1位に復帰した。

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