◆卓球 ◇世界選手権個人戦 最終日(25日、カタール・ドーハ=ルサイル・アリーナ)

 【ドーハ(カタール)25日=宮下京香】男子ダブルス決勝で、世界ランク5位の戸上隼輔(井村屋グループ)、篠塚大登(愛知工大)組は、同11位の高承睿、林イン儒(台湾)組に3―2で勝利し、同種目で1961年北京大会の星野展弥、木村興治組以来64年ぶりの日本勢金メダルの快挙を達成した。

 相手は世界ランク11位だが、中国ペアを連破し、世界ランク1位のフランスも撃破して勝ち上がってきた伏兵。

第1ゲーム(G)を6―11で落とし、第2Gを11―5で奪い返したものの、第3ゲームは7―11。一進一退の攻防となったが、第4Gは終始、有利に試合を運び11―6で取り返して2―2のタイに持ち込んだ。運命の第5Gも勢いを失わず11―6で奪ってゲームカウント3―2で歴史的な勝利を挙げた。

 戸上は「64年ぶりの世界一、本当に嬉しいです。みんなに支えられてここまで来られたので、恩返しができて良かったです」と歓喜。相棒の篠塚は「くる前に2人で金メダルを取ろうと宣言してきたんですけど、本当に取れて、今は本当に信じられない気持ちです」と喜んだ。

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