舞台替わりで激変を期待したい。今や大ベテランとなったハヤヤッコ(牡9歳、美浦・国枝栄厩舎、父キングカメハメハ)は、まだ馬自身は衰えた雰囲気はない。
昨秋のアルゼンチン共和国杯を2分29秒0(良)の好時計で快勝しており、今回は同じ舞台となるのが好材料だ。美浦・坂路での1週前追い切りは、52秒9―12秒4の馬なりで僚馬に食らいついた。もともと調教で動かないタイプにしては活気がある。「前回は右にもたれてしまって。(右回りだと)そういうところのある馬。左回りの方がいい」と国枝調教師。日本ダービーの熱気が冷めやらぬなか、白毛の古豪が盛り上げてほしい。(坂本 達洋)