◆プロボクシング▽WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級(58・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・渡辺海―同級4位・斎藤麗王(7月31日、後楽園ホール)

 「Lemino BOXING PHOENIX BATTLE 140」(7月31日、後楽園ホール)の会見が26日、都内で行われ、メインイベントはWBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者・渡辺海(22)=ライオンズ=が、同級4位・斎藤麗王(27)=帝拳=と初防衛戦を行うことが発表された。

 渡辺は4月の王座決定戦で石井龍誠(金子)を7回TKOで下し、2度目の王座獲得に成功。

絶妙なカウンターが最大の武器とする王者は「挑戦者の気持ちで相手をつぶしに行きます。絶対に勝ちます」。挑戦者の印象に関しては「すごい攻撃力あって、打たれ強さももっている。しっかり調整して当日は最高の試合がしたい」と気を引き締めた。

 チャンピオンの渡辺はライオンズジム所属。挑戦者の斎藤の名前は麗王(れお)。漫画「ジャグル大帝」の白ライオン・レオと同じ名前ということで「ライオン対決」が実現。日章学園、東農大とアマエリートの斎藤は、初めてのタイトル戦を前に「今回のテーマは挑む、奪うの2つ。ライオン対決ということですので、かみつく、かみくだく。7月31日を楽しみにして下さい」と話した。

 渡辺はWBOの最新ランキングで世界11位にランクイン。世界挑戦の権利を得たことで「チャンピオンに挑戦できるように力をつけていきたい。

そのための試合だと思っている」。一方の斎藤も「勝てば世界ランクもついてくる。とにかく勝つ」と、ともに闘志をむき出しにして必勝を誓った。

 戦績は渡辺が14勝(8KO)2敗1分け、斎藤は6勝(6KO)1敗。

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