◆プロボクシング▽フェニックストーナメント・アジアヘビー級チャレンジカップ4回戦 星龍之介―ファン・ジャーイー(27日、後楽園ホール)

 賞金総額1000万円の「フェニックストーナメント・アジアヘビー級チャレンジカップ」1回戦7試合の計量が26日、都内で行われた。元K―1選手の星龍之介(26)=大橋=は97・3キロで計量を終え「コンディションはばっちり。

後はやるだけです。優勝するつもりできている」と闘志をむき出しにした。対戦相手のファン・ジャーイー(中国)は102・2キロだった。

 日本ボクシング界不毛の階級といわれるヘビー級。将来のチャンピオン候補発掘を狙い大橋ジム・大橋秀行会長が1000万円の賞金を用意して開催が実現した。星は空手からスタートしてキックボクシングやK―1を経験。戦績は5勝2敗で「パンチの技術をつけたかった」と1年前から本格的に大橋ジムに足を運び、ボクシングをスタート。昨年11月には韓国でデビュー戦を行い2回TKO勝ちした。

 キック時代からの先輩でもある同門のWBO世界バンタム級王者・武居由樹(大橋)は28日にユッタポン・トンデイ(タイ)と2度目の防衛戦を行う。「明日しっかり勝って、武居さんの世界戦につなげたい」という。準々決勝は7月8日、準決勝は9月26日、決勝は11月を予定している。

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