25日に閉幕した卓球の世界選手権個人戦(カタール・ドーハ)の男女日本代表が26日に帰国し、メダリストが千葉・成田市内で会見に臨んだ。男子ダブルスで61年北京大会以来64年ぶりの日本勢金メダルの快挙を達成した“とがしのペア”戸上隼輔(23)=井村屋グループ=、篠塚大登(21)=愛知工大=組は、28年ロサンゼルス五輪での金メダルを改めて誓った。

 2人は、昨夏のパリ五輪男子団体に「とがしの」ペアで挑んだ3位決定戦に敗れて悔しさにまみれたが、五輪後、戸上はドイツで武者修行、篠塚も国内で課題のラリーを強化し、今大会で進化を証明し、頂点に立った。戸上は「2人とも苦しい経験をしてきた。それが良かったのかな」と話す。

 同種目は、混合団体とともにロス五輪で種目復活。輝くメダルを手にし、一気に金メダル候補に浮上した。戸上は「自信につながる大会になった。次は五輪の金メダルを目指して頑張りたい」と闘魂燃焼を誓った。(松末 守司)

 伊藤美誠(24)=スターツ=(女子シングルスで世界選手権個人戦で自身初となる銅メダル)「試合に夢中だったので、勝つことより目の前の試合に集中してこつこつという感じで考えていた。それが勝ちにつながっていい試合ができた」

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