日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で大相撲名古屋場所(7月13日初日・IGアリーナ)の番付編成会議と臨時理事会を開き、大の里(二所ノ関)の第75代横綱昇進を満場一致で承認。正式に第75代横綱が誕生した。

初土俵から所要13場所での横綱昇進は昭和以降で最速。日本出身の横綱誕生は、大の里の師匠で2017年初場所後に昇進した稀勢の里(現二所ノ関親方)以来で8年ぶりとなる。

 ◇横綱とは

 ▽由来 諸説あるが、地鎮をするとき、綱を腰に締めて地面を踏む儀式から生まれたとされる。

 ▽収入 月給が大関の250万円から300万円にアップ。本場所特別手当は20万円。昇進の際、100万円が贈られる。退職金も1500万円が基本となる。

 ▽付け人 現在は3人程度だが、綱締めなどがあるため、10人ほどに増える。

 ▽特権 負け越しや休場でも地位は下がらない。引退後5年はしこ名のまま年寄りとして、協会に残れる。

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