◆テニス ▽全仏オープン(27日、フランス・パリ)
【パリ27日=吉松忠弘】全仏で33年ぶりの日本女子対決となった女子シングルス1回戦は、左ひざのけがで十分なプレーができない世界ランキング61位の内島萌夏(安藤証券)が、予選勝者で同196位の日比野菜緒(ブラス)に1-6、5-7のストレート負けを喫した。
左右前後に振られると、踏ん張りがきかなかった。
4月中旬以降に赤土のシーズンに入り、ツアーで2大会連続ベスト8入り。特に5月4日に閉幕したマスターズ大会、マドリード・オープンでは、3回戦で世界3位のジェシカ・ペグラ(米国)に勝つ大金星を挙げ、4回戦も勝ち、8強に進出した。
一気に、世界47位となり、自身初のトップ50入りを実現。一時は、大坂なおみを抜いて、日本のエースの位置に座った。しかし、続く「ローマ(イタリア国際)で痛めた」左ひざの影響で、まともな試合ができず。全仏会場に入った後も、実戦練習ができたのが数日前で、左ひざの影響は大きかった。帰国後、医師と相談し、今後を決めるという。