“邪道”大仁田厚が28日までに初代タイガーマスクの佐山サトルが主宰する「ストロングスタイルプロレス」(SSPW)が6月12日に後楽園ホールで開催する団体会長を務め4月21日に90歳で亡くなった“過激な仕掛人”新間寿さんの追悼興行「ストロングスタイルプロレスVol.34  THE 20th ANNIVERSARY“―過激な仕掛人”新間寿追悼興行―」への参戦をSSPWの平井丈雅代表へ嘆願した。

 大仁田は、新間さんへ「大変お世話になりました。

俺が全日本プロレスを引退した後からFMW旗揚げまでの間に、プロレス界復帰の足掛かりをいただいたと思っています。『大仁田、お前、挑戦状をUWFへ渡してこいよ』って。大阪府立体育館でやっていたUWFの大会へ、新間さんは俺を行かせるわけですよ。そこで『チケット持ってますか』と言われたことで、俺の闘争心に火がついてFMWができるきっかけになった」と感謝し「新間さんは、プロレス界の誰よりも、プロレスを愛していたんじゃないかな」としのんだ。

 雷神矢口も「新間会長には、大仁田さんが2012年にリアルジャパン(当時)に乗り込み、初代タイガーマスクと抗争を繰り広げた時から、何かと気にかけてくださり可愛がっていただいた。自分が地元の浅草で地域プロレスを旗揚げすると言えば、新間会長は挨拶に来てくれたし、最近では昨年12月から怪獣プロレスのコミッショナーにも就任してくださった」と追悼し「新間会長はいつも『子どものファンを増やさないと、プロレスの未来はない』と語っておられた。自分たちが大人も子どもも巻き込めるプロレスを、もっと広めていかなくては」と明かした。

 その上で大仁田は「平井さんへ。俺とやっちゃん(矢口)で、新間さんの追悼大会に参戦させていただきたい。試合形式は、俺たちらしいスタイルで新間さんを見送りたいから、ハードコアマッチを希望します。対戦相手は任せます。色よい返事をお待ちしています」と嘆願していた。

 ◆6・12「新間寿追悼興行」決定済みカード

 ▼メインイベント レジェンド選手権

王者・船木誠勝 vs 挑戦者・新崎人生

 ▼WメインイベントSSPW認定女子タッグ選手権

王者組・ジャガー横田、藪下めぐみ vs 挑戦者組・DASH・チサコ、鈴木ユラ

 ▼タッグマッチ15分1本勝負

ザ・グレート・サスケ、阿部史典 vs ディック東郷、日高郁人

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