◆女子プロゴルフツアー リゾートトラストレディス プロアマ戦(28日、徳島・グランディ鳴門GC36=6585ヤード、パー72)

 徳島市生まれのルーキー、都玲華(大東建託)が開幕前日のプロアマ戦で18ホールを回り、最終調整した。「気合が入ります。

友達や、父の友人や、知り合いがたくさん『行くね』って連絡をくれるので。いいところを見せられるように頑張りたいです」。地元での試合を前に、21歳の気持ちは高まるばかりだ。

 今年は2016年以来となる9年ぶりの徳島開催。12歳の頃に観戦に訪れた思い出の大会に、プロとして帰ってきた。当時ロープの外でついて回った同郷の堀琴音(ダイセル)と、予選ラウンドを同組で回ることも「すごく感慨深い」ことの一つだ。ルーキーイヤーに地元でプロとしてプレーできることに「運命を感じます、勝手に」。表情は自然と笑顔になる。

 徳島市内の自宅から車で1時間をかけて通勤する。母の手料理が最大の理由だ。「おいしい。天才。

世界一。それがあるから家から通います」と元気いっぱい。月曜日には美容院へ足を運び、根元が黒くなっていた髪の毛を金色に染め直し、大一番へ整えた。

 プロアマ戦後にショットとアプローチを調整し、開幕に備えた。「応援してくださる方が盛り上がるぐらいの順位にいられるように頑張りたい。すごくトリッキーなホールがあって、グリーンも難しいので、コツコツいかないと」と気を引き締めた。今週は海外メジャーの全米女子オープンが行われるため有力選手が不在で、混戦が予想される。「ルーキー優勝」一番乗りのチャンスだ。

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